目次
人を操る禁断の文章術の概要
筆者はメンタリストのDaiGo氏。
メンタリズムや心理学を駆使し、テレビやイベントなどで楽しませてくれますよね。
鋭い洞察力と心理学的なアプローチで人の心理や思考プロセスを読み解き、披露されるパフォーマンスには驚きを隠せません。
また、自身の経験や知識をもとに、人間関係やコミュニケーションに関するアドバイスも積極的に行われています。
心理学やコミュニケーションに関する知識を豊富に持つ方なので、文章に特化した本書は著者の得意分野と言えます。
本書は、以下の3部構成となっています。
- 「書かない」3原則
- 人を動かす7つのトリガー
- 文章を書く5つのテクニック
まず3原則をおさえておく。そして実際に文章を書く際は、文章の目的によって用いるトリガーを7つから選び、5つのテクニックを駆使することで、読者の感情を揺さぶる禁断の文章が出来上がるという仕組みです。
メール・ブログ・SNS(テキスト中心であるTwitterはもちろん、Youtubeなどの動画系も台本を準備し動画撮影している方にはぴったり)・LINEなど、仕事かプライベートかに関わらず、文章を書く人は必見です。
Twitter上で多くの方がオススメされているのも納得の内容でした。
タイトル | 人を操る禁断の文章術 |
著者 | メンタリストDaiGo |
出版社 | 株式会社かんき出版 |
定価 | 1,400円+税 |
ISBN | 9784761270568 |
人を操る禁断の文章術がおすすめの人
こんな人におすすめ
- ビジネスマン(特に顧客・取引先・社内各組織など、人とのコミュニケーションが多い職種)
- ブログを運営している人
- SNSを運営している人
- LINEなどのテキストベースのコミュニケーションアプリを利用している人
- Youtubeなどに動画投稿を行っている人
あなたの文章を相手に読ませ、相手の心を動かし、相手を行動に導くための具体的な技術がふんだんに書かれています。
- ビジネスマン:顧客や取引先への提案、社内組織との調整業務にこの文章術を活用ください。
- ブログ運営:読者により響く文章への昇華に役立ちます。
- SNS運営:ブログ運営同様、特にテキストを中心としているTwitterと、この文章術の相性はバツグンです。
- LINEなどのコミュニケーション:気になるあの人とお近づきになりたい。この文章術を身に着けてみてください。
- Youtubeなどの動画投稿:事前に作成する台本のクオリティアップにお役立てください。
仕事・プライベートに関わらず、文章を書く人におすすめです。
筆者の経験:人を操る禁断の文章術の良かった点・微妙だった点
筆者が実際に読んで、良かったと感じた点・微妙だったと感じた点を紹介します。
良かった点
全体を通して具体例が豊富!
全体を通して「悪い文章の例」と「良い文章の例」を両方記載し、どこが悪く、どこが良いのかが丁寧に解説されています。
ブログ活動報告【2023年5月_2ヶ月目】の記事にも書きましたが、読んでいて「なるほど!」「そうなんだ。」と独り言が止まらなかったです。
もし、この本が、良い文章の概念的なことだけを語られた本だったとしたらピンとこなかったでしょう。
具体的な文章例が豊富に載っていることで、分かりやすさに拍車がかかっているなと感じました。
「書かない」3原則の1つ"自分で書かない"に納得
著者は「相手の感情を揺さぶり、心も行動も動かす文章は、自分が書きたい文章・読ませたい文章ではない。
読ませたい相手を想像し、リサーチし、分析し、心を読む。
その上で、どんな言葉が、どんな内容が、読ませたい相手に響くのかを事前にしっかりと検討することが大切。」と主張しています。
おっしゃる通りですよね。
顧客への提案にしろ、ブログの記事にしろ、SNSでの発信にしろ、自分が中心の文章では読ませたい相手を喜ばせる可能性は低いと思います。
読ませたい相手は何を欲しているのか?何を知りたいのか?これに合わせて文章を書く必要があると。
確かに言う通りかも知れないけど、読ませたい相手のどんなことを想像したら良いの?リサーチ方法なんて分からない。と思いますよね?
その点も本の中で説明されていますので、ご安心ください。
人を動かす7つのトリガー、文章を書く5つのテクニックともに具体的で分かりやすい
人を動かす7つのトリガーは、人間の欲求が強い7つの分野のことです。
文章を書く5つのテクニックは、実際に文章を作る際に使用できる、いわばテンプレートです。
もしもこれらが難しい内容だったら、私にはこの文章術は使えませんとすぐに挫折していたと思いますが、そんなことはありませんでした。
7つのトリガー・5つのテクニックともに活用できるまでに練習は必要となりますが、難しいものではありません。
繰り返し意識することで、きっと誰もが身に着けられますよ。
微妙だった点
活用できるまでに練習は必要
これを微妙だった点に挙げるべきか悩みましたが、、、
一度本書を読み終えたら、その時からすべての技術をフル活用して文章を作れるか?と言ったらそんなことはありません。
文章を書く際に本書を横に置き、ポイントを見返しながら繰り返し練習する必要はあります。
ただ、それは本書に限ったことではないですよね。。。何かを身に着けるためには練習は必要なものですので。。。
強いて挙げさせていただいたのがこの点くらいです。
言い方を変えると、本書は私にとって微妙だった点は無いと言っても過言ではないかも知れません。
まとめ:あなたも禁断の文章術を身に着けよう!
- 「書かない」3原則
- 人を動かす7つのトリガー
- 文章を書く5つのテクニック
3原則を理解し、トリガーを7つから選び、5つのテクニックを駆使する。
これにより読み手の感情を揺さぶる禁断の文章が出来上がります。
メール・ブログ・SNS・Youtube・LINEなどなど、あなたも文章を書く機会が毎日ありますよね。
仕事やプライベートに関係無く、文章を書く人は必見の内容です。
読み手に文章を読ませ、読み手の心を動かし、読み手を行動に導く禁断の文章術を身に着けましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!