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データ分析の必要性

現代のビジネスにおいて、ユーザの行動をデータで見える化し、理解することは不可欠です。
特にWebサイトやアプリといったサービスを提供する企業にとって「ユーザがなぜ離脱したのか?どこで離脱したのか?」「どこでコンバージョンが止まっているのか?」といった情報の把握は成果に直結します。
- Webサイトやアプリを運営しているが「どのページが見られているか」「どこでユーザが離れてしまっているか」分からない
- ツールを使って分析したいけど、難しそうで手が出せない
もし、こんな状況をそのままにしておいてしまっては、
- ユーザがどんどん離れていく
- せっかくWebサイトやアプリに開発した新機能がムダになる
- 「勘と経験」だけの判断をせざるを得ず、結果、ズレた改善や対応ばかりになってしまう
- 売れない原因が分からない
つまり、どんなに良い商品やサービスを作っても、ユーザに良さが伝えられずに終わってしまう。
そんな事態に陥ってしまいかねません。
こうした事態を避けるためにも、正しくユーザの行動を見える化し、分析できるツールが必要です。
今回の記事で「Amplitude(アンプリチュード)」というツールを詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Amplitudeの分析プラットフォーム

Amplitude(アンプリチュード)は、ユーザの行動を見える化・分析できるツールです。
例えばユーザが、
- どこから来て
- どんなボタンを押して
- どの画面で止まって
- そのあとどうしたか?
こんな一連の動きを、まるっと見える化・分析できます。
つまり、Webサイトやアプリにおいて、ユーザが「どこで離脱した?」「何を使っている?」「何度も戻ってきてくれる人はどんな人?」これらが全て分かるようになるわけです。
Amplitudeの機能
Amplitudeでできることを詳しく紹介していきますね。
分析機能
以下をはじめとするさまざまなデータ分析が可能です。
ファネル分析:ユーザが離れてしまったポイントを発見
ユーザがどんなステップでゴール(商品やサービスの購入など)に進んでいるかを、順番に見ることができます。
例えば「トップページ → 商品ページ → カート → 購入」といったカスタマージャーニーに対して、
「どのように進んできたか?」あるいは、この流れの中の「どの画面でユーザがやめた(離れた)のか?」が分かります。
つまり、Web・アプリにおけるボトルネックを特定できます。
リテンション分析:また来てくれたかどうか
「1度サービスを使ってくれたユーザが、次もまた来てくれたかどうか?」が分かります。
つまり、ユーザにファンになってもらえたか?の判断ができます。
リアルタイム分析:すぐに動きが見える
ユーザが動いたタイミングで、すぐにデータに反映されます。
つまり、最新のデータで検討・判断・対策ができます。
豊富な分析テンプレート・レポート
業界ごとのテンプレートと自動化されたレポートが用意されていて、すぐに利用が可能です。
カスタマイズが可能な点もポイント。
問題の発見と通知
指標のモニタリング → アラートの発砲が可能です。
これにより、潜在的な問題に先手を打ったり、ビジネスに大きな影響を与える前に通知→対応することで、影響を最小限に食い止めるのに役立ちます。
まずは無料でお試し
Amplitudeの特長
直感的で高い操作性(ノーコード)
Amplitudeは「ノーコード」ツール。
そのため、マーケター・デザイナー・営業などなど…エンジニアじゃなくても操作OK。誰でも分析が可能です。
柔軟なデータ統合
主要なプラットフォーム(CRM:顧客管理システムや、マーケティングツール等)と接続し、顧客データや製品データをやりとりできます。
つまり、企業が持つさまざまなデータを孤立させることなく、統合して取り扱えるのです。
データ統合・データ連携機能が無いツールの場合、
- 色んなシステム・ツールから1つ1つデータをダウンロードして、
- 各データを分析しやすいように手作業で加工して、
- 加工を終えたデータを分析ツールに読み込ませることで、
- はじめて分析できる
といった非効率的な対応を求められ、時間ドロボーされてしまう可能性もありますが、Amplitudeならその心配はありません。
各種データを有効活用して、高精度な分析が可能なこともAmplitudeのポイントなのです。
ユーザの行動分析に特化
Googleアナリティクスなどに比べて「ユーザ行動の深掘り分析に特化」しているのがAmplitude。
ユーザの行動=どこから来て、どんなボタンを押して、どの画面で止まって、そのあとどうしたか?
このような情報を詳細に追うことができるのです。
だからこそ、感覚ではなく数字をベースにして、売上の拡大・ボトルネックの解消・ユーザのファン化 等を狙った施策の企画・実行を目指せるわけです。
グラフや表の見やすさ
どんなに優れた機能があっても、見ても分からない・理解するのに苦労する そんなツールでは、使う気も起きません。
「見やすく分かりやすい画面表示なんて、いまどき当たり前」と感じるかも知れませんが、日々利用する分析ツールがストレスなく使えることは、重要なポイントです。
Amplitude会社情報
Amplitude社は、アメリカ、ヨーロッパやアジアなどに拠点を持つ企業です。
世界の有名企業も導入していて、日本でも大手企業やスタートアップを中心に導入が進んでいる信頼できる企業です。
Amplitudeの料金
無料プラン
「スターター」プランが無料で利用可能。
無料プランでまずは試せるってやっぱりありがたいですよね。
個人やスタートアップ企業にもオススメとのことです。
有料プラン
「プラス」プラン < 「グロース」プラン < 「エンタープライズ」プランの順に価格・機能が向上します。
「グロース」と「エンタープライズ」の料金はお見積りにて。とのことです。
よくある質問(FAQ)

Q.Amplitudeは無料で使えますか?
はい、無料プランがあります。個人やスタートアップ企業にもオススメなのはもちろん、まずは試してみるということが可能です。
Q.難しい操作が必要ですか?
いいえ、コードを書かずに使えるので、エンジニアではなく、マーケターやディレクター、デザイナーや営業の方・・・どなたでも直感的に操作できます。
Q.日本語対応してますか?
はい、日本語のドキュメントやサポートもあります。
まとめ

どれだけ素晴らしい商品やサービスを作ってもユーザを理解できていないと、その素晴らしさも伝わりません。
Amplitudeは、
- ユーザが、どこで悩んでいるか
- なぜ、途中でやめてしまったのか
- どんな人が、長く使ってくれているのか
これらを数字でハッキリ見せてくれるツールです。
そして、
- 誰にでも使いやすく
- すぐに始められて
- チームみんなで話し合える
という、使い勝手の良さも魅力。
Amplitudeがあればユーザの行動が見えるので「自社サービスのどこを直せば良いのか?」が分かるようになります。
- とりあえず機能を増やす
- なんとなくキャンペーンを打つ
そんな「勘・経験」による運営を卒業して、データに基づいたサービス改善が実現できます。
もし今、
- 売上が伸び悩んでいる
- ユーザのことがよく分からない
- Webサイトやアプリのサービスをどう改善すれば良いか分からない
そんな気持ちがあるなら、Amplitudeを一度試してみてはいかがでしょうか。
この記事がヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!