文章、動画、画像、デザイン・・・なんでもできて超便利な生成AI。もはや手放せないという人も多いと思います。
ただ、非常に便利であるその一方で、セキュリティ的な懸念もあります。
それらリスクへの対処がもちろん必要な訳で。
生成AIを利用する我々が事前にセキュリティリスクを十分に理解・把握して、適切な対策を取る必要があります。
今回は生成AIの利用に伴うセキュリティリスクについて事例・対策を解説。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
生成AIのセキュリティリスクとは
生成AIは、文章や動画・音声、画像、デザインなどを生成することで、副業を含むさまざまなビジネスで活用されています。
高クオリティなアウトプットを生成してくれるその力は、これまで人力で行っていた作業を効率化する力も凄まじく、非常に強力です。
ただし、その便利さの裏にはセキュリティリスクが潜んでいることを忘れてはいけません。
生成AIを利用する際には、
- データの入力や出力に関するリスク
- 生成されたコンテンツの信頼性
- プライバシーや著作権に関わる問題
など、様々な観点からの注意・確認が必要です。
生成AIにおけるセキュリティリスク具体例
生成AI活用におけるセキュリティリスクの具体例として、以下3つをピックアップします。
- 機密情報の漏えい
- 不正確なコンテンツ生成
- 著作権侵害の可能性
機密情報の漏えい
生成AIに対して個人情報や企業の内部情報・未公開の技術情報等を入力し、当該データが流出したといったケースが想定されます。
生成AIサービス側に保存された、利用者が入力したデータ(機密情報)が、生成AIサービスへの不正アクセスなどによって外部に流出してしまう可能性が完全には否定できません。
不正確なコンテンツ生成
AIが生成した情報に誤りがあり、当該情報をそのまま使ってしまったことで、信頼を失ってしまうケース。
実際にChatGPTの画面上にも「ChatGPTの回答は正しいとは限りません。重要な情報は確認してください。」との注意書きがありますよね。
著作権侵害の可能性
生成AIを利用しデータを作成した際に、生成されたデータが既存の作品と酷似していたことで著作権を侵害してしまうケース。
画像やデザイン関連のみならず、文章の生成においても起こりかねない事象かと思います。
生成AIにおけるセキュリティリスクへの対策
生成AIを安全に活用するために、以下の対策を講じることが重要です。
機密情報を入力しない
生成AIサービスに入力するデータを、すでに世界に公開されている情報 または 世界に公開しても問題ない情報に限ることです。
個人情報、企業の内部情報や未公開の技術情報等の入力は避けることが望ましいと考えられます。
生成されたデータを確認する
AIが生成したデータは、使用する前に正確性を確認することです。
この確認作業も生成AIにやってもらえたらどんなに効率化が図れるかと思いますが、、、人の手と目で行うことが重要。。。
このための要員を確保するだなんて困難を極めるかと思いますので、なかなか難しいですが2重・3重で確認作業ができるとベストかと思います。
信頼性の高い生成AIサービスを利用する
生成AIサービスにも数多くの種類があります。
各サービスの提供元を確認し、セキュリティポリシーやプライバシーポリシーといった情報が明確なサービスの利用がオススメかと。
利用ルールを作成し遵守する
たった一人による、たった1回だけの「まぁ大丈夫だろう」や「面倒くさいし、今回はいいや」といった考えが事故を生み出します。
そのようなことの無いように生成AI利用におけるルールを取り決めておき、チームメンバ全員で遵守することです。
これはチームで業務を行っている場合に特に効果的かと思います。
まとめ
生成AIは非常に優秀で強力なサービスである一方で、セキュリティリスクを伴うものでもあります。
生成AI利用時のリスクや対策を解説しました。
各リスクに十分注意し、適切な対策を講じることが、生成AIを安全に利用することへの近道かと思います。
リスクと対策を正しく理解して、生成AIをビジネス・副業に役立てていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!